デザインが重要
記録程度に。と思ったらそれなりのいつもぐらいの文量になりました。
何か商品を開発したり考えたりする時って、僕はもうそういう脳になっているのですが、必ず機能面から考えていきます。その人が困っていることは何か、それを解決することができなければ、商品やサービスとして成り立たない。本にもよく書かれているかもしれませんが、頭の中はそのことでいっぱいになっています。
うちの商品でものすごく機能的な商品があります。僕はその商品のコンセプトを聞いた時に「間違いなく売れる!」そう思いました。ターゲットが明確で、そのターゲットが悩んでいることもしっかり調査されていて、そしてその悩みを解決するための機能も市場にはない機能で仕上げている。これはいい、ヒット間違いなし。
上記お客様に話したところやはり評判がよく、たくさんの得意先様が採用してくれました。ただ店頭に並べても、ネットショップに出しても追加注文が全然来ない。売れないのです。あっ、ちなみに値段も手頃な値段なんですよ。それにも関わらずです。
機能もいいし、値段もいい。何が足りないんだ、何が足りないんだ。採用していただいたお客様に聞いてみました。答えは一つでした。
「デザインがださいんじゃないかな。。」
そんなことを僕の脳は今まで考えたことありませんでした。そもそもデザインなんて人それぞれ好き嫌いがあるし、好き嫌いがあるものを突き詰めていくよりも、好き嫌いという概念のない機能を突き詰めていくべし!では、なかったのです。
デザインがださいから、その商品は売れないのです。そう考えたら機能性のあるものでもデザインが自分好みでなければ自分も絶対買ってないですもんね。つい先日も新車を買う際に、機能はトヨタのシエンタがよかったのですが、どーしてもデザインが気に入らない。どーしてもです。譲れなかったのはそこだけなんです。だからシエンタを選ばずに違う車を購入しました。好き嫌いとはいえども、それだけデザインというのは機能よりも、か、機能と同等に大事なものなんですね。
これもその商品がなければ自分の脳の中に絶対に出なかったもの。とにかく街に出た時に、デザインにアンテナを張って歩いていきたいと思います。