これ誰が興味あんねん!

情報の垂れ流しと知識だけの蓄積はもういらない。思考リハビリの開始です。 誰が興味あんねん!

新入社員の上司必見!伝わりやすいフィードバック法

28日が仕事納めだったのですが、1年の締めくくりとして課のメンバーにあるフィードバックをしようと提案して実際に行いました。

 

名付けて「リアルフィードバック」です!(なんか”浅い”けど。笑。)

 

元々は今年入った新入社員の後輩に向けて、良いところも悪いところも年末に洗いざらいぶつけてあげて来年の目標設定の参考にしてほしい!という想いで作りました。会社が用意するようなフィードバックや目標設定シートなどは、会社に提出するための書き方になってしまうことが多いですし、それを取りまとめている人たちが全然違う部署の人だったりします。そうなると「私のことしっかり見てくれてないくせに!」とか逆の方も「あいつがどんなけ仕事してるかどうか細部まで把握できていない!」等の不満が噴出しがちです。

 

・リアルに心に刺さる、かゆいところに手が届くようなフィードバックを

・一番身近な人がする

 

この2点を行うことで、しっかりとしたフィードバックが出来るんじゃないか、と思い以下フォーマットを作成しました。

 

■フォーマット

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1、まず自社の営業の中で最強の営業になるための、スキルが何かを「スキル」のところに記入をします。

2、その際その横にある「スキル概要」のところにスキルごとの簡単な説明を書いてください。フィードバックがしやすいです。

3、そして僕が今回作る上で「リアル」にこだわった部分は「得点」です。各スキルが5点満点で何点なのか、ここが非常に大事だと思います。言葉でここが足りないとか、あそこが良かったとか褒められたところで、じゃあ後どれぐらい伸ばせばよいのかなんてなかなかわかりません。得点という数字で表すことで「来年このスキルを2点から3点にするためにはどうしたらいいだろう。」と考えやすくなります。物事をリアルにシビアに見ていくことが本質につながっていくと今回再確認しました。

 

■フォーマットを使った進め方

ではこのフォーマットを使用してどのようにフィードバックしていくか。

 

1、まずは今年1年でもいいし半年でもいいですが、自己採点をしてください。心理テストではありませんが、まずは感覚的に得点を記入していきましょう。

2、次に指導している人間もしくは先輩・上司の採点をしましょう。我々は先輩・僕・新入社員の3人で1つの課なので先輩の採点もしました。笑。日頃直してほしいことや尊敬していることを得点にして伝えることは、”直接的なんですが間接的で”とてもいいやり方だなと自画自賛しています。ただ先輩と風通しのいいしっかりとした関係が築けていないとこれはなかなか出来ません。

3、他者の得点をつけた後もう一度自己採点を見直しましょう。他者と比べた場合に、自己採点が甘すぎたり、辛すぎたりすることに気付くので必ず見直しは必要です。

4、スキルのごとの下に「対策:」と書いている部分があるので、自己採点を来年や半年後伸ばそうと思うとどうすればいいかを記入してください。

 

ここまで記入ができたらお互いに発表していきましょう!

 

1、順番はどちらでも構いません。他者のスキルごとの得点に対して「なぜこの点数にしたのか」を洗いざらい発表してください。ここに遠慮はいりません。聞く方もありがたみの気持ちをもってフィードバックを聞くようにしましょう。

2、その点数を伸ばすためには「こういう対策をうてばいいんじゃないか」という対策もスキルごとに発表してください。他者から自分が思いもつかなかった対策を教えられるとそれがスキルアップの道につながることがあります。

3、お互い発表して終了です。

 

■僕は2015年どうだったのか

これむっちゃくちゃ盛り上がりました!笑。やはり皆自分が身近な人からどう見られているか知りたいし、我々の若者世代は特にそうなのかもしれません。

 

上記添付している資料は先輩が記入したリアルフィードバック用紙です。青色が先輩、黄色が僕、赤色が後輩です。怒ることもなく嫌がることもなくしっかりと採点してくれてフィードバックしてくれました。普段こういう込み入ったスキル的な会話をすることがないので、「こう思ってくれてるんだぁ〜」ということがわかって嬉しかったです。

 

2点:自社予算記憶力、商品知識力、社内知識力

3点:競合他社数字記憶力、得意先数字記憶力、説得力、交渉力、発想力、売り場構成   力、クレーム対応力

4点:販売力、レスポンススピード力、社外情報収集力、指導力

先輩に負けているスキル:交渉力、商品知識力、社内知識力

 

これはいかようにも捉えることのできるフィードバック表です。あくまでこれは先輩からのリアルフィードバックで自分の捉え方と後輩の捉え方でまた変わってきます。高い点数を更に伸ばすのか、低い点数を伸ばすのか、先輩に負けているスキルを勝てるように持っていくのか、そもそも自分がどんな営業マンになっていきたいのか、どう生きていきたいのか、色々な考え方ができます。

 

僕は高く点数をつけてくれている部分に関しては、狭い社内の中ではありますが自信がありますので、引き続き伸ばしていくのみですが

「点数が低くて先輩に負けているスキルを伸ばしていく」

ことを来年の営業活動のコンセプトにしていきます。どう対策をうつかはまた、2016年一発目のブログに書いていきたいと思います。

 

前回のブログで書きましたが、やはり相手に自分の腹を見せることが大事かなと。そして見せてもらうことも同じぐらい大事かなと思います。そういう関係性がなければこういうフィードバックもなかなか出来ないと思います。是非参考にしてくださいませ!