これ誰が興味あんねん!

情報の垂れ流しと知識だけの蓄積はもういらない。思考リハビリの開始です。 誰が興味あんねん!

売ってほしいと思うまで熱く語ること

今日は子供が風邪でどこにもいけていません。こんな暑い日にはプールにでも!と、ちょっと大きめのプールに行くことを企画していたんですが、くそみたいな休日を送っております。というか7月は1日市民プールに行った以外はくそみたいな休日でした。こういう時は生きてる事に感謝と上地雄輔的に思うしかないですね。


まぁでも時には上地雄輔的に熱く語ることも大事やなと思うことがありました。


僕は製造メーカーの営業です。日用品を製造しているため、営業先は小売店さんになります。我々が暮らしていこうと思うと、その小売店さんに「これは消費者に紹介したい」と思っていただいてその商品を店頭に並べていただき、その商品を消費者の方にご購入していただかないといけません。


となるとその時その時によって、話す相手も変わりますし、話す相手によって話す内容も変わります。


7月に得意先さんのあるお店がリニューアルするということで、店長から改めて御社の主力商品を重点的に売っていきたいので、従業員向けに勉強会をしてほしいと言われました。


こういうことはよくあることなんですが、こういう時の勉強会は「どうやって消費者に購入してもらうか」というある種テクニック的なものをお話しすることが多いのですが、この店長は違いました。その店長に色々ヒアリングしていくと「従業員がこの商品を売ろうと思うまでこの商品の良さを熱く語ってほしい」という初めてのリクエストでした。


そういうのが一番苦手。。。笑。


と心の中で思いながら、その店長の考え方は結局売れる売れないは、そこで働くメンバーがいかにお店にある商品を気に入って、それをお客様に紹介したいと思うかどうかだけだという考え方でした。


その話を聞いて、僕は恥ずかしくなりました。そういう視点で今まで自社商品を見れていなかったし、見れていないからテクニック的な話に終始してきましたし、何よりも従業員に熱く語ることが売上に貢献するなんて微塵も感じていませんでした。


実際店長の協力もあって、思う存分熱く語ってきたところ、「⚪️⚪️さんがそこまで言うなら」「この商品がそんなにいい商品だったとは」と今までの勉強会をしていたら聞けないお言葉を頂戴し、オープンの主力商品の売上も今までのそのお店では考えられない数字を叩きました。


オープンに立ち会っていましたが、僕が話した内容を従業員さんが消費者さんに伝えて「⚪️⚪️さんがそこまで言うなら」「この商品はすごいいい商品なんですね」と言われている光景が実際にあって、熱く語ること、上地雄輔的とかいうてバカにしてましたけどそれってすごい大事なことなんだなと30歳にして改めて気づかされました。


熱く語る、ということにも色々種類があるし、それが100%と思ってしまうとバランスがとれなくなることもあると思いますが、紹介して購入してもらうという過程には売ろう、買おうと思うまで熱く語ることが必要だと思いました。