これ誰が興味あんねん!

情報の垂れ流しと知識だけの蓄積はもういらない。思考リハビリの開始です。 誰が興味あんねん!

意思疎通さえできていれば解決する問題結構多い

なぜか昔から組織を俯瞰で見る傾向があります。それは末っ子ならではの輪を大事にする、という気質が影響しているのかもしれませんが、大学の時に働いていた居酒屋で組織が上手く回ればこれだけお客さんってくるもんなんや、と体験したことが自分の中で大きい影響があるのかもしれません。

 

周りの人を見ていると、結構この組織的な問題を重要視することがなく、小手先のことばかりを重要視することが多いと感じます。僕からすれば「いやいや問題の本質はそこじゃないやろ」っていつも思うのですが、そこを感じ取れる人は少ないなと感じます。夫婦や恋人関係も一緒かもしれません。ケンカする数が多いカップルほど本質に気付いていないからいつまでたっても解決できない。

 

では組織においてのその「本質」とは何か、それは「意思疎通」だと思います。

 

これが出来ていれば解決する問題は絶対に多い。上記僕が働いていた居酒屋は良いも悪いも本当に意思疎通が出来ていたと思います。当時の店長がとにかく自分の想いを語ることと相手の想いを聞くこと、そういうことを大事にする人だったので。衝突することも多かったですが、そういうことを通じて驚異的な売上と従業員満足度を形成されました。

 

僕の家内は飲食店でパートタイムで働いているのですが、社員の仕事におけるモチベーションが低すぎるということを今一番不満に思っています。店長に連絡をとらず体調が悪かったら帰ったり、仕事の段取りが悪かったり、文句も平気で口にしたり。。

 

嫁さん不満レベルで留まっていたらいいですが、こういうことって放置しておくと店のレベルが落ちたり、それがお客さんに伝わって客数が減ったり、従業員が辞めたり必ずしっぺ返しが来ます。なので解決しないといけない問題です。

 

ではこれを解決しようと思った時、問題の本質をどう捉えるか。

 

店長と社員の意思疎通がただただとれていないだけではないでしょうかもっと泥臭い言い方すると、腹割って話せてないだけじゃないのでしょうか。上記モチベーションレベルがまかり通っているのは店の責任者である店長の責任です。誰しもが許せないですよねこんなモチベーションでは。店長も思っているはずなんです。でもそれを言えてないんじゃないでしょうか。伝えてないんじゃないでしょうか。

 

意思疎通が出来る=お互いの意見を言い合えるということだと思います。

恋人であれば良いデートをするために、より良い関係になるために。夫婦であればよりよい家庭を築いていくために。会社組織であれば、店の売上利益をあげるために。

そこに対して意見を言い合える関係さえ作れていればそんなモチベーションの人間は出てこないと思うんですよね。ということで店長を指導しないといけない。

 

そうなるとその店長の上司はその店長としっかり意思疎通が取れているのかも怪しくなってきますね。この店長を指導できないと永久に嫁が持っている不満は解消されないと思います。意思疎通問題は組織の頂点までつながっていきます。

 

日本の社会は縦割りなだけに余計に難しいかもしれませんが、だからこそその組織のリーダーがこのことをわかっていないとつらいですよね。上から下には簡単に色々落とせますが、下から上には簡単には言えないですからね。

 

そんなこんなで、他にも原因はいっぱいあると思うのですが、意思疎通がその原因の根本になっていることは間違いないです。うまくいっていない組織はまずそこから見直すことが先かもしれないですね。