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【新入社員教育担当者必見!】センスとポテンシャルで分かる新入社員の4つのタイプ

人を大きな分類で分けると「センス」と「ポテンシャル」に別れるのではないかと思います。今自分の下に2年目と1年目の新入社員がいて、その2人を見てるとそう感じます。どちらがいいとかではなくて、その子にあった育て方をすることが大事だなと指導する側から見て思うのでそのことを少し。

 

まず言葉の定義ですが辞書で調べてみました。

センスとは

物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。

だそうです。うまいこと言いますね。さすが辞書です。そう、これは何に対してセンスを語るかによって微妙に変わってくるのですが、このセンスは持って生まれたものでなかなか教えても真似のできない・身に付くものではないような気がします。相手とのコミュニケーションや間、それこそ微妙な点まで悟ってそれに対する対応もしっかり出来る。そんな感じがします。でもセンスでやっている人はあまり考えずにやっているような気がするので(というか考えなくてもある程度のことは出来る)そこは注意です。

 

ポテンシャルとは

潜在的な能力、可能性として持つ力

だそうです。重ねてうまいこと言いますね。さすが辞書です。これはもうこの通りですね。目には見えませんが、何か可能性を感じる人っていますよね。そうです、潜在的なんです。ポテンシャルを感じるということはそれだけ、言動や動きにそういう可能性を感じるわけで、しっかりと考える土壌が出来ているように思います。

 

この2つを掛け合わせると、その人のタイプがわかってくるような気がします。

特に新入社員はまだ何も教えられていないのでこのタイプ分けがばっちりはまるような気がします。新入社員の教育担当者はさらっと目を通してみてください。わかるかどうかわかりませんが、出来るだけわかりやすくするためにプロ野球選手に例えてみたいと思います。笑。何かの参考になるかもしれません。

 

1、センスがあってポテンシャルがある

これは言うことなしです。誰にも真似ができないセンスを持ち合わせていてしっかりと考えることの出来るポテンシャルも持ち合わせている。どんどん色んなことを経験させてどんどん成功も失敗も体験してもらいましょう。どちらの経験でもしっかりと反省して次の改善点を出し、次の行動につなげることができるので更にセンスがアップしていきます。桑田真澄落合博満ですかね。

 

2、センスがあってポテンシャルがない

初めからロケットスタートを切れます。即戦力です。センスがあるので、上司が教えても教えても身に付かないような微妙な部分を初めから体得しているからです。でも自然とセンスばかりに頼ってしまうので、考える力が全く身につきません。考える力がないと、ある程度のところでセンスの部分は周りも体得してくるので自分の強みがなくなってきます。ですのでこういう人には、考える力=僕はPDCAの力を徹底的に身につけさせてあげるだけでいいかなと思います。センスの部分は壊したくないので、真っ向から否定せず、時間をかけて考える力を身につけさせてあげましょう。皮肉にも清原和博がこのタイプだったのではないでしょうか。

 

3、センスはないけどポテンシャルはある

これは考えないと行動が出来ないタイプです。センスのある人は無意識化に行動に落とし込む癖がついていますが、センスのない人は行動をする前に考えないと一歩が踏み出せません。でもしっかりと考える力はあるので、「うまくやればすごい伸びるポテンシャルはあるのになぁ〜」と口ずさみたくなります。こういう人にはとにかく行動させましょう。

考えて→行動をするではなく

行動をする→その行動を考える(フィードバック)する→また行動をする

という思考回路に変えてあげるのです。そうすると場数も増えるし、しっかりとPDCAも回せるので飛躍的にセンスの部分をポテンシャルで埋めていけます。こういう人は指導者にも向きますね。これは上原浩治でしょう。多少のセンスもあったと思いますが、高校時代箸にも棒にもかからなかった選手があそこまでの選手で、しかも長生きをしているのはしっかりと考えてセンスを埋めた以外に考えられません。(めちゃ憶測。笑。)

 

4、センスがなくてポテンシャルもない

これはもうどうしようもないことないですが、どうしようもないです。笑。

まずは考える力を身につけさせてあげることから始めないといけないでしょう。ある一定のレベルまでいくのにものすごい時間がかかると思います。雇ってしまったのがそもそものミスかもしれません。根気強く教えてあげましょう。「あの新入社員全然あかんわ」て匙を投げた時点でゲームオーバーです。これは元阪神の秀太ですかね。もともとセンスもなかったと思いますし絶対何も考えてないやん!みたいなプレーばっかりしてました。この部類の成功者として特別枠で出てくるのは広島の新井さんでしょう。笑。2000本安打おめでとうございます。

 

どうでしょうか。ざくっと分けているので全てこれに該当するかは分かりませんが、我が新入社員はどれかに当てはまりませんか?ちなみにうちの2年目の部下は「2」1年目の新入社員は「3」なのでお互い高め合うことが出来てむちゃくちゃ面白いです。僕も2年連続で違うタイプの人種が見れているのでいい勉強になっています。「2」と「3」を自社の中では最速で「1」にあげたいと思います。