これ誰が興味あんねん!

情報の垂れ流しと知識だけの蓄積はもういらない。思考リハビリの開始です。 誰が興味あんねん!

育ててきた苦労

子供を持ってからの1年半事故や殺人事件などの「人が殺される」ニュースが以前にも増して目に飛び込んでくるようになりました。

 

それは家族というカテゴリーの中で「親に育てられた」という受動的な生き方から「子供を育てる」という能動的な生き方に変わったからです。

 

親がよく「我が子は何歳になっても我が子」とよく言ってましたが、その気持ちすごくわかります。子供は物心つく頃から自分の人生、家族との人生って始まるのだと思いますが、親は子供が出来た時、奥さんがつわりで苦しんでいる時、出産の時、初めてご飯食べれた時、歩けた時と、子供が物心つく前から子供との人生、家族との人生が始まります。よっぽどのことがない限り、思い入れとか愛着とかでは片付けられない愛情が湧いてきます。愛おしいとかいうやつですね。実際自分もそうです。

 

何歳の人が殺されてしまっても、そこには子供を育ててきた親が必ずいます。そして育ててきた苦労が必ずあります。1歳半の子供をここまで育てるのにも、今まで自分が生きてきた大切な優先順位を変えてまで、苦労してきた毎日があります。それはこれからも続きますし、苦労は成長や喜びにいかようにも姿を変えていきます。

 

それが突然いなくなる、病気ならば苦しんでいなくなる。当事者になった場合、どれだけの絶望なんでしょう。その人たちの「育ててきた苦労」ってどうなるんでしょう。

 

誰しもがそういう感情を抱くと思いますが、どんな理由があっても人を殺してはいけない。存在するのはその人間だけではなく、その人間の家族がいます。その人たちの苦労や喜び、そして未来を壊す権利は誰にもない。

 

考えたくありませんが、いつ自分が被害者にも車の事故などを起こすことで加害者になるかはわかりませんので、最大限の注意を払いますが…

 

悔しくそして悲しい事件が多すぎます。