これ誰が興味あんねん!

情報の垂れ流しと知識だけの蓄積はもういらない。思考リハビリの開始です。 誰が興味あんねん!

狙ったのか狙っていないのか

今日二本目のブログになります。昨日は子供(1歳4ヶ月)と二人で初プールに行ってきました。プール自体が久しぶりだったのと、子供と初めてプールに行くということで、何か起きたらどうしようかと緊張していたのですが、子供は水が怖くないみたいでどんどん顔をつけまくって楽しんでおり、なおかつ赤ちゃん用の浅いプールがあったので何事もなく過ごせました。それにしても(その市民プールだけかもしれませんが)更衣室が臭い。とにかく臭い。足の臭いと部屋干しの臭いを足して二で割らずに、そのまま足しただけ、のような臭い。あれなんとかならんかな。それでも子供の笑顔のため臭いに懲りず、夏の間はガンガン連れていこうと思います。

 

それは狙った結果か

プールから全く話は変わるのですが、数字上での結果(=実績)を見る時にどのような見方をしているのかで、その後の検証、行動が変わります。その中でも1番持ちたい見方が、「狙ったのか狙っていないのか」です。数字というのは、色々な見方が出来るし、見方によっていろんな意味に変えることが出来ます。特に何からしらの数字目標を達成出来た時が大事です。100%の売上を7月に達成したとします。その100%は綿密に計画を立てた上で出来た数字なのか、それともたまたま出来た数字なのか、これがわかっていないと自分の成長はありません。犯罪以外のどのような手を使ってでも100%達成するということは、素晴らしいことで舞い上がってしまいがちなのですが、狙っていない100%の達成は全くもって意味がありません。それは200%でも300%でも同じです。言い換えれば、振り返った時に「この100%をどのように達成したのか」を言えるかどうかかなと思います。

 

成功した時こそ

なぜそうしないといけないのか。狙っていない「たまたま」の100%の結果は検証できない(=振り返れない)ので、次の行動を改善することが出来ず、成長できないからです。人は誰しもが生まれた時から行動を改善することで成長していきます。特に物心がつく頃からは、蹴れないボールをどうすれば蹴れるようになるか、出来ないテストをどうすれば出来るようになるか、異性と付き合うためにはどうすればいいか、仕事で失敗したけど次はどうしたらいいか等々、成長ってそうやって考えるだけで簡単に成長することが出来るのです。でも簡単に出来る成長は失敗からで、数字に置き換えると100%未満の失敗した時に限って行動を改善し成長しやすくなっています。今回は100%達成できなかったけど、次は100%を達成しようと思うからです。そうじゃなくて100%達成した時も、なぜ100%達成できたのだろうということを検証することが失敗から改善するより、更に成長することができるのだと思います。成功を声高らかに喜べないのは苦しいですが、そこをぐっとこらえてその結果は狙ったのか狙っていないのかを検証してはっきりさせることが必要です。

 

あえてネガティブ思考

私自身がそれを100%できているかというと、自信はありませんが一つ心がけていることがあります。成功した時こそあえてネガティブ思考で検証することです。例えば100%のうちの10%の数字を構成している商品は

1、「お客様がもともと欲しかったから買ってくれた」

2、「お客様は少し欲しいと思っていたのを提案して買ってくれた」

3、「お客様は全く欲しくなかったのに自分の提案がよくて買ってくれた」

この3つのうちどれなのか。極端な言い方をするとその10%の数字が3だったとしても、2だったとしても、1だと考えることです。これが数字を分析するためのネガティブ思考です。よくありがちなのが、達成した数字を華やかに見せるために、事実は1なのに3だと周りに報告したり、、2なのに3だと自分自身勘違いしていたり、、というのがしてしまいがちな検証だと思うのですが、そこをわかっていながら1だとネガティブ思考にして検証することで、「今回は狙っていない10%の結果、次にその10%を2や3のように狙って達成するためにはどうしたらいいだろうか」と次の行動は、浅い戦略がより深くなり更に成長を遂げていくのだと思います。何事も心の中では自分の思うように思っておけばいいと思うのですが、数字の検証はネガティブ、ネガティブに考えて最大限のリスク管理をしておくことが大事だと思います。

 

どんな業界も競争の激しいこの時代、何層にも戦略を立てておかないと100%達成し続けることは本当に難しいと感じています。その時に狙ったのか狙っていないのかを自身で把握しておくことは、基礎ベースの検証能力になると思われます。